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(インド旅行´24)インドで犬に噛まれた!狂犬病の恐怖に怯える深夜2時


こんにちは、tomoeagle (Instagram)です。


前回のブログの続き、2日目の夜中1時からのお話となります。


前回のブログ
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1時にVikas、Amitとホテルでバイバイした後、そのまま寝腐ればよかったのに、なんかもう少し散歩したいなぁなんて思って一人パハールガンジを歩いたのです。


パハールガンジ
Paharganj


ニューデリー駅前、バックパッカーの聖地のようなエリア通称メインバザール、この辺は空気も悪いので基本泊まる事はないんだけど、ただ今回Booking.com経由で予約したホテルがまさかの存在していなく、急遽SIMカードも無い状態で探さなくてはいけなくなってしまったので、とりあえずホテルがひしめき合っているエリアに向かおうという事で選択した場。


ホテルが消えていたり、バタバタだったインド初日
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まずは駅前のチャイ屋さんで休憩。


インド中南部ハイデラバードからデリーに遊びに来ていた2人と雑談。

これから24時間電車に乗ってハイデラバードに帰るのだそう。長すぎ\(⌒ ͜ ⌒)/




しこたまメインバザールを歩きそろそろ帰ろうかと、その場から一番早くホテルに戻れる真っ暗な細い裏道を歩いていました。


(実際の場所ではないし、お昼に撮影したものではあるけど、こんな感じの道)


まぁ深夜1時にこんな道一人で歩いてるのがそもそも問題なの、知ってる知ってる皆まで言うな~\(⌒ ͜ ⌒)/


今までの写真を見てもわかる通り、デリーには野良犬がごまんといて、基本昼は寝てたり動きもゆったりしてるんだけど、夜になると異常に活発になって吠えたり追いかけまわしてきたり、結構まじもんバイオハザード状態。


この細道でも何度か犬に遭遇してはUターンをして道を変えてみたりと慎重に動いてはいたんだけど、最後の最後ホテルからほど近い所に止めてあったバイクのシートの上で寝ていた犬には気付くことが出来なくて、そこでびっくりして大声出しちゃったもんだから、犬も暴れだして、慌てて全速力で逃げたらそのまま追い掛け回されて、最終的に右の足首と左の膝の裏を2匹の犬に噛まれてしまったのですガブガブ。。死ぬほど怖かったんだけど!


インドで一番やってはいけないことをやってしまいました。。


ここインドで犬に噛まれるという事、すなわち狂犬病の感染を疑わなければいけません。




狂犬病は、最も致死率の高い病気としてギネス認定されている、致死率100%の感染症。


ウイルスを保有する犬などの野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりすることで感染する病気だけど、ここインドが狂犬病による死亡者が世界で最も多い国であり、その数1年約2万人、世界の35%以上を占めている数。


という事は1日50人でしょ、50人って自分が全然入り込めちゃう数じゃんかよ大泣き。


ただ傷口はこんな感じ。

靴下が噛み千切られるくらい結構な衝撃ではあったんだけど、ただその靴下が守ってくれたおかげで幸い深い傷ではありませんでした。反対の足の傷の深さも大体同じようなもの。


そこで若干安心している自分もいて、ただ周りのインド人にも今の状況をまずは聞いてみる事にしました、そこで『あ~大丈夫大丈夫、よくある事だし、このくらいの傷ならなんてことないよ』なんて言ってもらえることを期待して。


ただそこでその子が見せてきた翻訳がこちら。

一気に青ざめた。


そうです、狂犬病はウイルスだから出血を伴っていたらもう感染のリスクは大いにあるのです。


でもこの子がこう言ってくれて本当に良かった、じゃなかったら自分このくらいならいいやって絶対ホテル帰って寝てたもん。




その子がトゥクトゥクの運転手さんに事情を説明してくれて急いで病院に向かいました。


もし噛まれた犬が狂犬病ウイルスを持っていたら、24時間以内にワクチンを打たないともう助かることができないのでそこはとってもスピーディーに進めないといけません。


狂犬病は発症してしまうと100%死んでしまう怖い病気ではありますが、早い段階で噛まれた後にワクチンさえ打てば発症を抑えることができ、助かることが出来るそうです(暴露後ワクチン)


インドで犬に噛まれたら絶対にダメ!!という事は前から意識はしていたものの、ただもし噛まれてしまった場合はどうすればいいのか、そこまで知識が入っていなかった事にその時気付きました。


トゥクトゥクの中でワクチンの事などを調べて安心材料も増えてきた一方でただそれと同時に最悪のケースなんかも沢山出てきて、余計に不安が煽られてきたりもしました。


狂犬病にかかっている犬は、見た目にも少し特徴が出てきていたりするらしいんだけど、自分は暗闇の中で全速力で前を向いて走っていたので犬の見た目など確認することが出来なかったんだけど、ただ2匹別々の犬に噛まれている自分は、狂犬病を持っている可能性も2倍あるという事です、余計50人に入りそう涙。




そんなこんなで割と近い所にあったのか、5分以内で病院に到着。


自分はほとんど病気にかかった事がなく、イギリスでは1度も病院に行った事もないし、日本でもほとんど行った記憶がないような人間なので、深夜2時にインドの病院に入るのは結構なドキドキ。


人口14億人のインド、深夜2時にもかかわらず病院の中はすし詰め状態で、床が血だらけだったり、心臓マッサージをされている人なんかがいたり、その光景が余計に不安にさせる。


受付に行くと、ここには狂犬病のワクチンは置いていないので、他の病院に行かないといけないとの事。


ただその病院で傷口をしっかりと洗わないといけないことを教わり、トイレに駆け込んで急いで洗いました。


そしてその受付の人が教えてくれた他の病院にトゥクトゥクで向かいました。


こんな緊急の時だって、トゥクトゥクとは値段交渉しなきゃいけないのがここインド。




到着したのは『Dr. Ram Manohar Lohia Hospital』、国立の病院です。


Dr. Ram Manohar Lohia Hospital
डॉ. राम मनोहर लोहिया अस्पताल


レジストレーションをし、今後の流れなどを説明してくれました。


なにやら、本日と、3日後、7日後、そして28日後と、計4回に分けてワクチンを打っていかなきゃいけないとの事で、結構な長丁場な戦いになる事がわかりました。28日後はもうインドにはいないしな。。


そしてこの日は3本の注射を打つとの事。


あちらが言っている事も、こちらが聞いている事も互いに50パーセントくらいしか理解できていない、そんな言葉の壁がある中で注射打たれるのはとっても心配だったけど、ただここは狂犬病大国インド、もうすべて信頼しお任せします~泣き。

まずは両腕に1本づつ打たれて、最後の一つはアレルギー反応が出る人がいるからと、手首の上あたりに打たれ30分様子をみる事となりました。




結果アレルギー反応が泣き。

そうなると打つ事ができないそうで、また8時になったら病院に戻ってきてという事だったので、不安なままホテルに戻る事にしました。


ちなみに後から知ったけど、その日に打った3本は、1つが破傷風で、もう2つが狂犬病のワクチンだそうです。


アレルギー反応出ちゃったけど8時になったら逆に何が出来るの?とこの先の予定も何もわからないままホテルで過ごす時間は色々と不安ではありましたが、ただこのままボーっとしてると寝ちゃいそうだったので、仕事をしました(偉すぎ)


もしこれで寝腐っちまって、自分が狂犬病のウイルス持ってたら死に一直線じゃんね。こんなにも絶対に寝てはいけない戦いってあんの\(⌒ ͜ ⌒)/



6時半を過ぎ、このままだといい加減寝ちゃいそうだったので、散歩がてら歩いて病院まで行く事にしました。

ただまだ明け方はバイオハザード状態なので慎重に向かいます。ここで噛まれたら逆にどうなっちゃうの\(⌒ ͜ ⌒)/


ホテルと病院の間にいつも遊びに行っているインド相撲(Kushti)の道場があるので、朝練を見学。




そして病院に戻るのでした。


さっき注射を打ってくれた場所は深夜対応してくれていた救急病棟だったので、今回は通常の流れに沿ってレジストレーションをしないといけないという事で受付に向かうと、


どひゃ~長蛇の列。


それもそのはず、インドの国立病院は、基本診察が無料なので馬鹿混むんだそう(そうそう、今回のワクチンも全て無料でした)


ただ受け付けは病状によって別れていて、わしがレジストレーションしなければいけない狂犬病の窓口はわし一人でした、逆に不安\(⌒ ͜ ⌒)/


そして1番乗りで診察室に向かい、今度は英語をしっかりと話してくれるお医者さんの元、本日4本目の注射を今度は右腕の手首の上に打たれました。


ご飯を食べながら30分待って、また戻ってきてくださいとの事。

これで様子をみてこの日は全て終了かなぁなんて思ってたら、実はその4回目の注射は3回目同様アレルギー反応を見るためだけのもので、ただ今回は反応は無かったので、3本目のワクチンを打つ事となったのですが、なんと場所がおしりに筋肉注射泣き、しかも左右1本ずつ。


初めておしりに注射を打たれたけど、これが結構痛くて、その後もしばらく筋肉痛のような痛さが続きました。


ただ外に出ていた30分の間に、お医者さんが自分を安心させようと日本語を沢山覚えてくれていて、

周りの看護師さんも今覚えた日本語を頑張って話してくれたりして、それがとっても温かくてそして安堵もあって、42歳オリエンタル男性、インドの病院で涙こぼしました2024年初泣き~\(⌒ ͜ ⌒)/


これにてやっと初日に打たなければいけないワクチンが全て完了です泣き。


という事でアレルギー反応含めると全部で6回注射を打たれたわけですが、犬に噛まれたのが左右の足、そして両腕と両手首、左右のお尻に注射をぶっ刺され損傷しているような状態、これは完全なる五体不満足。


次のワクチン接種日は3日後になります。


ただその日にデリーから次の都市ジャイプールに向かわないといけないので、次の接種はジャイプールにて。


着いたと同時に病院を探し、また新しい環境で接種はなにかと不安はありますが、そこも背に腹です。




そしてホテルに戻る前に、喉が渇いたのでアイスコーヒーを飲みにコノート・プレイスにある歴史あるコーヒーショップ『Indian Coffee House』へ向かいました。


Indian Coffee House
इंडियन कॉफ़ी हाउस

さっきまで心ここにあらずだったのが嘘のように、まったりコーヒーフロート飲む余裕出ちゃってんだから\(⌒ ͜ ⌒)/


そしてホテルで少し仮眠をとった後は仕事をし、その後夜の街を散歩したのでした(懲りずにまた夜散歩するんかい学べ~\(⌒ ͜ ⌒)/)



そんな色々あったインド2日目の夜から3日目なのでした。


ではまた次回のブログまであばよコッペパン\(⌒ ͜ ⌒)/


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